PR京都府北区の平野宮にある、京都家系らーめん 紫蔵(しくら)の口コミです。
柴蔵は、京都の家系らめーんの代表的なラーメン屋さん。
京都に来たら一度は足を運びたいと思っていました。
訪問したのは、午前の部終了のギリギリ14:40。
午前中に見た行列は、すっかり解消していて並ばずに入店が出来ました。
京都で頂く 本場 家系らーめんとはどんなラーメンか?
並んでも行く価値あるのか?
気になりますよね。
では、早速、見ていきましょう!
柴蔵の特徴(スペック)
柴蔵は、どんな特徴があるのでしょうか?
以下に柴蔵の特徴をまとめてみました。
総合評価 | ⭐️⭐️⭐️⭐️★(3.7) |
---|---|
らーめんの種類 | 種類を絞ったことで、安定した味と回転が速い。 <2種類> ・らーめん ・ちゃーしゅーめん |
らーめんの量 | 普通の量で丁度良い。 <3種類> ・ミニ ・普通 ・大盛 |
スープの味 |
濃そうな見た目よりあっさりしていて、豚骨スープ独特の臭みが無い、とても美味しい飲み易いスープ。 <豚骨鶏ガラ系醤油スープ> |
選べる好みの味 | <注文の際に選べるオーダー> ・醤油の濃さ 濃い・普通・薄い ・脂の量 多い・普通・少ない ・麺のゆで加減 硬い・普通・柔らか |
薬味 | <卓上の薬味> ・ごま ・七味 ・酢 ・黒コショウ ・おろしニンニク |
食べた場所 | カウンター席 ※カウンター席のみ |
備考 | 開店前から行列が出来る。 ちゃーしゅーめんがよく売り切れる。 開店前からちゃーしゅーが無いこともある。 行列の際は、店のスタッフの指示に従う。 <サイト評価> 食べログ評価3.66 (口コミ 223) Google評価 4.1(口コミ 639) ※2022年1月4日現在 |
柴蔵のらーめんの口コミ・レビュー
柴蔵のらーめんは「らーめん」と「ちゃーしゅーめん」の2択しか出来ません。
その内の「ちゃーしゅーめん」は、よく売る切れます。
とても分厚いちゃーしゅーで、箸で持ち上げられない程柔らかくて 美味しいちゃーしゅーなんです。
そんな幻に近いちゃーしゅーめんを頂くことが出来たので、まだ食べたことの無い方や、食べてみたいけどどんなモノか…と知りたい方は必見です!
柴蔵のらーめんを語るには
まずは、ビジュアルをご覧ください!
百聞は一見に如かずです。
こちらは「ちゃーしゅーめん(並)」
値段は 1,000円(税込)です。
どんぶりの大きさは、一般的などんぶりの大きさです。
トッピングは海苔が3枚、ほうれん草大さじ3杯程、中が半熟の煮卵、大きな分厚いちゃーしゅーです!
ちゃーしゅーは、中に埋もれています!
ちゃーしゅーが物凄く…柔らかいです!
ちゃーしゅーを持ち上げると、崩れてしまいます。
でも、ちゃーしゅーを退かさないと、麺にたどり着けません。
そして行列で並んでも食べたい!売り切れ必至と言われる、柴蔵の「ちゃーしゅーめん」のちゃーしゅーの厚さが凄かったです!
以下のページを読み進めて行くと、ちゃーしゅーめんの詳細が事細かに説明されているので、見ていきましょう!
柴蔵のちゃーしゅー
柴蔵のちゃーしゅーの存在感は、相当なインパクトです。
想像していた大きさを、遥かに超えて来ました。
柴蔵のちゃーしゅーは、箸で持ち上げただけで ホロホロと崩れてしまいます。
それほど柔らかく、しかもジューシーなんです。
どんぶり中に埋もれた ちゃーしゅーをすくい上げようとしたら、やはり途中で半分に崩れてしまいました。
でも、中までしっかり味がしみ込んでいて、手を抜かずに仕込んだことがよく分かりました。
こんなに行列が出来ていて 品切れしてしまっても、ちゃんと仕込んでいるんですね!
素晴らしいです!
約 1㎝はあろうかと言う この柴蔵のちゃーちゅーの厚さは、とにかくスゴイとしか…言いようが無いです。
柴蔵のちゃーしゅーは厚みだけではありません。
大きさも半端ない大きさです。
柴蔵のちゃーしゅーは、どんぶりの約2/3くらいの大きさがあったように感じます。
横幅は約 15㎝くらいです。
縦幅は約 7~8㎝くらいだったようですね。
柴蔵の店内で、メジャー片手に食べる訳にもいかないので、家にある「Myどんぶり」でイメージを膨らませて下さいね(笑)。
柴蔵のスープ
らーめん屋さんに「スープは何を入れていますか?」なんて、野暮なことは聞きません(笑)。
スープはらーめん屋さんの命ですからね。
聞かれても答えないのが普通です(笑)。
柴蔵のスープは、豚骨鶏ガラ系醤油スープです。
そこで、あくまでも推測ですが、豚骨醤油に若干の和風な出汁が入っているのでは?とも思いました。
なぜか風味が濃いのです…!
ちなみに私は、醤油の濃さは「濃い」、脂の量は「普通」でオーダーです。
見た目よりも風味が濃いのに、味は濃いとは感じませんでした。
個人的に塩味が控えめな感じに思えたし、ちゃーしゅーありきで全体的にバランスが良いように思います。
ちゃーしゅーの脂の甘味とスープの脂の甘味が、出汁のように感じただけなのかな?
(甘味=旨味の法則?)
後は、ご自身で確認されることをお薦めします!
柴蔵の麺
柴蔵の麺は 豚骨ベースの少しトロミがあるスープに良く絡む麺です。
短め、ちぢれ、太麺、モチモチのコシの強い中華麺は、正に家系らーめんの真骨頂ですね。
紫蔵では「酒井製麺」が使われていると聞きました。
酒井製麺とは、東京都大田区にある製麺屋さんで、下町の静かな住宅街にひっそりとあります。
そんなに大きな製麺所ではありませんが、横浜家系らーめん発祥の「吉村家」御用達の幻の麺を作っている製麺所です。
「吉村家」または「吉村家の直系店」でしか食べられないそうです。
と言う事は、東京の大田区の製麺屋さんから…わざわざ京都まで取り寄せているのでしょうね。
~家系らーめんの定義~
家系らーめんと呼ばれる「ラーメン」には定義があります。
- 豚骨醤油ベースのスープ
豚骨・鶏ガラなどの出汁に醤油のタレを混ぜたスープ - 太中華麺(短め)
スープによく絡むような太麺(ちぢれ麺が多い) - トッピング5種の神器
煮卵・ホウレン草・チャーシュー・海苔・ネギ - 脂のこだわり
鶏油(チーユ)・豚背脂など、店のこだわりが見える - コンディションのオーダー
味の濃さ・脂の量・ゆで加減がオーダー出来る
上記の条件が揃って 初めて「家系らーめん」と呼ばれます。
??ちなみに鶏油(チーユ)とは??
風味が豊かなので ラーメンの風味付けの脂です。
動物性油脂の中でも(必須アミノ酸)オメガ6系脂肪酸の一種のリノール酸を多く含み、LDL(悪玉)コレステロール値を下げ、心臓病予防に適していると言われている優秀な脂でもあります。
柴蔵の残念な点
こんなに頑張っていても、残念な点がありました!
それは、らーめんの温度が少し低かったことです。
ちゃーしゅーめんが出来て、素早く写真を撮り れんげでスープを一口頂いた時「スープの温度」がぬるめのお茶くらいの温度(体感、40度前後)でした。
ちなみに 私は猫舌です(汗)。
こんな私でも、ゴクゴク飲めちゃう温度です。
らーめんのスープも麺も熱々なのに…ちゃーしゅーがとても冷たかったのか…
スープの上の部分だけが冷めてしまっていました。
らーめんどんぶりの中は熱々でしたが…肝心の一口目がぬるくては…私は良くても、もったいないです!!!
たまたま、ちゃーしゅーが冷めていただけなら良いのですが、もしも いつも冷めているなら、改善して欲しいですね。
らーめん好きな人は、ガッカリするでしょう…。
これは非常に残念です!
スープが らーめんの一番の命なら、
温度は らーめんの二番目の命ですから!
実家の親がよく言っていました。
「ラーメンは火傷するくらいの温度じゃないとダメだ。」
そして…私はよく火傷をしていました。
柴蔵のメニュー
柴蔵のメニューは「らーめん」と「ちゃーしゅーめん」の二つだけです。
柴蔵のメニュー表
らーめん | らーめん(ミニ) 700円 らーめん(並) 800円 らーめん(大盛) 900円 |
---|---|
ちゃーしゅーめん | ちゃーしゅーめん(ミニ)900円 ちゃーしゅーめん(並)1,000円 ちゃーしゅーめん(大盛)1,100円 |
トッピング | 味付玉子 100円 ほうれん草増量 100円 ねぎ増量 100円 のり増量 50円 |
ごはん | ごはん(小) 100円 ごはん(中) 100円 ごはん(大) 100円 |
ビール | 生ビール(小瓶) 350円 ※アサヒスーパードライのみ |
柴蔵のオーダーまでの流れ
注文の仕方は、入口にある食券機で事前に食券を買います。
テーブルは、柴蔵の従業員の人の指示に従います。
テーブルに着いたら、カウンターの上の棚に食券を置くと、豚骨ベースのスープに入れる「醤油」の濃さと、脂の「量」と、麺のゆで加減を聞かれます。
選べる好み | 選べる種類 |
醤油の濃さ | こい・普通・うすい |
脂の量 | 多い・普通・少ない |
麺のゆで加減 | かたい・普通・やわらか |
先程も少しオーダーについて触れましたが…
私は「濃い・普通・硬め」でオーダーです。
まず初めは飲み物
飲み物を注文した場合は、先に持ってきてくれます。
※柴蔵の場合は、アサヒビールのみの注文です。
各テーブルはパーテーションで区切られて、区切られたスペースにはスペース毎に薬味があります。
薬味の種類は右から、ごま、七味、酢、黒コショウ、小さな坪には、おろしニンニクが入っています。
好きな薬味で、味変(味に変化)をしてみたりして、自分なりの味を楽しむのもお薦めです。
柴蔵の概要
柴蔵の店主は、本場 横浜家系ラーメン「吉村家」(家系本家)の直系の店や、元本家の関係者の本で修業をされた方だとか…。
なので 京都で「本場 横浜家系らーめん」が食べられると、評判が評判を呼び、瞬く間に行列が出来る人気店となったそうです。
京都出身の店主は、2011年3月29日に以前店を構えていた茶山の店を閉めて、2011年10月6日に現在の京都市北区に移転され 開業の運びとなったようです。
飛ぶ鳥を落とす勢いの人気店の閉店と移転の裏には、大変なご苦労もあったようです…。
(あまりの人気ぶりに…行列にまつわる様々なご苦労されたみたいです。)
紫蔵は京都の北西部、金閣寺と北野天満宮の中間あたり、平野神社の道を挟んでお隣にあります。
今では行列になると柴蔵のスタッフが、ちゃんと指示してくれるので、柴蔵に行く時は私達お客さん側も、節度のある態度と所作で行きたいですね。
柴蔵の基本情報
店名 | 紫蔵(しくら) |
---|---|
住所 | 京都府京都市北区平野宮北町14番地 |
TEL | 075-462-3737 |
営業時間 | 昼の部 11:00〜15:00 夜の部 18:00〜22:00 |
定休日 | 水曜日 |
公式アカウント | ツイッター:https://twitter.com/shikurakyoto インスタグラム:https://www.instagram.com/shikura_kyoto/ |
席数 | 12席(カウンターのみ) |
駐車場 | 無 |
備考 | 食べログ評価 3.66 (口コミ 223) Google評価 4.1(口コミ 639) ※2022年1月4日現在 |
柴蔵のアクセス
電車を利用の場合
電車を利用の場合、最寄り駅は北野白梅町駅です。
京福電気鉄道北野線「北野白梅町」駅から
市道181号線 西大路通りを北に約 650m(約 9分)
バスを利用の場合
市バス「わら天神前」下車から
市道181号線 西大路通りを南に約 150m(約 2分)
車を利用の場合
柴蔵には、駐車場がありません。
付近の駐車場を掲載しておきますので、参考にして下さい。
柴蔵のまとめ
柴蔵のらーめんは、とても美味しく頂きました!
初めは「京風らーめん」と「京都らーめん」の違いがよく理解していませんでしたけど、今回柴蔵のらーめんを頂いてよく分かりました。
京都らーめんは味が濃厚です。
地元の方も、もしかしたら…全国で一番濃厚なスープかも知れないと自負しているようです。
京都らーめんスープがこんなに濃いとは…
「京風らーめん」は はんなりお出汁で、アッサリ系だから意外でしたね(笑)。
ここで断っておきますが…
京都に来てまで、横浜の家系らーめんを食べたかったワケではありません(笑)。
ただ、美味しいらーめんが食べたかっただけです。
でも「家系らーめん」は、俗に言う全国展開しているチェーン店の「資本系らーめん」とは違い、その店でその日にスープを作り、気温や湿度、天候も見据えて、丹念に作っているので味が生き生きとしています。
その点、資本系らーめんは 安定した美味しさが強みでもあります。
どのチェーン店で食べても、美味しい同じ味、安心の同じ値段がウリですからね。
家系のお店の方は、ラーメンが好きでお店を開いてるので 手を抜くことも無いでしょう。
若干の味のブレがあるのも自家製ならではです。
(分かります…私もそうでした!)
多少の味のブレは、仕方無い想定内です。
(分かります!その気持ち!)
今回 柴蔵に行った時の味は、非常に良く調整が整っていた感じです。
しかも、ちゃーしゅーめんが食べられました。
なかなかお目にかかれないと、聞いていただけにラッキーでした!
粉ものの料理は、粉だけで食べる物でも無いです。
ことに、らーめんはスープと具材(トッピング)が揃って、初めて完成します。
どれか一つだけ突出して美味しくてもダメです。
全体のバランスが肝と言っても過言ではありません。
その点もよく見ながら柴蔵では、目で 舌で 香りで、らーめんを楽しめましたので、本当に大満足です!
※一口目の温度だけ、残念でしたけど。
京都に来て良かった~~~!
って思える一品だった事は、言うまでもありません。
京都の家系らーめんは、本場の横浜家系らーめんと少し違って、独自の進化を遂げていましたね \(^o^)/
とても美味しく頂きました。
ご馳走様でした!
あああ…また、らーめんが食べたくなってきた…(笑)。